クラウドソーシングってご存知でしょうか?いわゆる外注のことなんですが、普通の外注とは違って、見ず知らずの一般個人などの不特定多数の方に外注する方式になります。またクラウドソーシングはほとんどがインターネット上で完結できるため、企業は安く仕事を外注できるメリットがあります。そんなクラウドソーシングサイトでスキルもない一般社会人がどのくらい稼げるかを体感してきました。
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クラウドソーシングサイトの流れ
クラウドソーシングサイトは数多くありますが、今回は有名なA社のサービスを使って、実験してみました。
まずA社の場合、無料で登録できましたが、自己紹介として、以下のことを記載しなければいけませんでした。
- 職歴
- 所有する資格
- 自分が得意とする分野
- 受注可能時間
- 使えるソフトウェア(Word・Excel・Powerpoint、Photoshopなど)
ここで自己PRができる内容でないと、受注できる仕事の幅が狭くなってしまいますので、ある程度記載する必要がありますね。
仕事の種類と受注の仕方
そして、クラウドソーシングサイトの仕事依頼には、いくつか種類があります。
- 有期契約(プロジェクト)型
企業等との1週間や1ヶ月などの期間で委託契約を交わして、特定の業務を請け負う形態。契約にはノルマが設けられており、ノルマを達成する必要がある。また、委託契約前にオンラインで選考試験があるため、受注までには時間がかかる。
加えて、報酬についても、「固定報酬型」「時間報酬型」など種類があるので、要注意。 - 単発型
アンケートに答えることで報酬がもらえる形態。最長でも30分程度で終わるので、空き時間にサッとこなせるのが特徴。ただし、報酬額が少なく、回答内容によっては、報酬が貰えないこともある。 - コンペティション型
イラストや商品デザインを企画・作成して、企業に納品し、採択された場合にのみ報酬が支払われる形態。応募が多数ある場合でも、1作品のみを採択する場合が多いので、技術がないと無駄な努力となる可能性が高い。
A社のサイトでは、種類別に絞り込み、検索もできます。仕事内容についても詳しく見ることができますので、自分ができそうな仕事を選べます。
今回のテーマ「1時間でいくら稼ぐことができるのか」
1時間の空き時間に単発型でいくら稼ぐことができるかを試してみました。
今回受注する仕事としては、
1.短時間(5〜10分)で完結できること
2.スマホでできるような簡単なもの
3.なるべく回答文字数の少ないもの
を選びました。
このクラスだと、報酬は1円〜50円のものが多いため、どれだけこなせるかが重要となってきます。
結果
仕事内容(内容はフェイクを含みます) | 報酬 |
画像に対するアンケート | 9円 |
デザインに対するアンケート | 4円 |
株式投資に対するアンケート | 43円 |
SNS集客に対する原稿作成 | 16円 |
メディアに対するアンケート | 24円 |
雑学に対するアンケート | 4円 |
合計 | 100円 |
なんと、時給100円でした・・・・これならばコンビニバイトのほうが全然良いじゃないですか・・・
スキルがないならば、普通にバイトしよう
クラウドソーシングサイトでは、稼げると書かれることがありますが、稼げる人は、
- 資格やスキルがあって、有期契約やコンペティション型で働ける人
- まとまった時間(4時間以上)取り組むことができる人
- 平日・休日問わずにまとまった時間働ける人
に限るのではないかと思います。もちろん今回受注した単発型は基本単価がとても低いので、するだけ無駄な気がします。
しかもスキルがあったとしても、サイトで紹介されていた仕事のほとんどは、時給換算にすると、最低賃金を割るものが多かったです。
もしスキルがあって、仕事を受注したい場合には、まず報酬を時給換算した上で、釣り合うかを確認してください。
僕が最低限これぐらいはほしいと思った時給額は以下のようにだしました。
許容できる時給 = 最低賃金 + 年齢×15円 + 難しいスキルならばプラスアルファ
皆さんも自分のスキルを活かしながら、クラウドソーシングサイトで副業をしてみてくださいね。